魚籠作りに挑戦 ③ 竹へぎ 軍手から革手へ
やっと、竹をほぼすべてへげた。あと3.4本。いろいろ苦労した竹へぎであったが、後半は何かコツのような手応えがあった。いままではナタで終始へいだのだが、途中ナタを置き、手で剥いでみた。するとペリペリと気持ちよく、それもキレイな反りの屑がとれた。これに味をしめ、1回目のへぎはナタで、2.3回目のへぎはナタで切れ込みを5センチほど入れた後、手で剥いでいった。自分でもほれぼれするふぉどの手際で次々にこなせた。ガハハ!しかし調子にのったオレにナタは刃を向いた。固い節を力を入れて裂こうとしたその時、ガツッ!お?。。。一瞬、刃が手に当たったかな?くらいの軽い気持ちで、軍手を着た左手を見てみた。切れた軍手の穴からパックリが見えた。うわちゃぁ。。そっと軍手を脱いで、パックリの人差し指を舐めた。舐めながら反省。ちり紙で床に落ちたB型を拭き取った。大袈裟でなく、しばらく気分的に貧血状態。セミの鳴き声のような耳鳴りがしていた。軍手じゃだめだな。。革の手袋にしよう。その日の作業はやむなく修了。当分お休みしようと決めた。しかし翌日、痛いのをなんとか我慢して、狭い革手袋の中に手をそっと入れてみた。お〜イテ。。作業開始!自分なりに十分反省しての再開だ。やっぱり楽しい。痛みも忘れるくらい楽しいぞ。ガハハ。
竹へぎが終わったら、今度は竹ひご仕上げの厚み調整、面取り作業だ。当然だが、職人さんたちは、竹の幅や厚みを微調整できる道具でこしらえていくが、素人の家にはそんなものはない。。なので地道に、刃を立てて、すいていくしかない。そこで、へいで薄くなった竹を固定する道具を作ってみた。使わない竹の節の部分を利用。この溝に薄くへいだ竹を置き、上から刃を立てて竹を引っ張ってすいていく。使い物になるかわからないが、楽しい。勢い余って筆を入れ入魂もしてみた。
次回は、この竹すき機を使っての、厚みや面取り作業をブログに残そう。