思い出を彫ってみる。
渓魚。はじめて触れたのは20年くらい前の秋川渓谷だろうか。親友が奇跡的に釣り上げた小さな山女。憧れでしかなかった山女が、ハヤ狙いの竿にかかった。まさに山女。感動的な質感。しばらく二人の手にあった山女は、少し先の滝に向かって還っていった。しばらく竿を置き、煙草に火を付けながらの親友の歓喜が今でも甦る。本当に素敵な思い出。
俺と親友と山女。あの小さな山女はとうに居ない。そしてあの小さな思い出を懐かしめるのは、10年前から俺ひとりになってしまった。
また山に入って渓流に立てばヤマメと会える。このヤマメたちにとっては遠い遠いご先祖様か。感動をもらい、素敵な時間を過ごした。
さてヤマメ諸君。今日も思い出話を聞きにきてくれ。
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コメント
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感傷に浸るのはじじいの特権だ。今度ふたりで感傷にひたろう。
そう安酒を飲みながらみっともなく!
投稿: 所長 | 2011.07.06 21:25
ちょっとちょっと、
魚籠だけぢゃぁないんですね。
滑らかな質感が出るほどヤスリをかけた感のある、細かい作業。
そしモノクロームの表現とトリミング具合。川を泳いでいるぢゃないですか。
ワシは自分自身を、図画工作が得意と思っていましたが、思い込みだったことに気が付きましたよ、今頃、、、
制作意欲が湧いてきた。ワシも何か作ります!
投稿: BO | 2013.06.28 10:07
ちょっとちょっと^^!
これは実際見たら、そうでもないんですよ〜。
かなり太いし、雑だし。。
でも端末そばに飾るならちょうどいいかもですね。
ホームセンターで20円の小さなアマリ木材です。
なんかBOさんと趣向がビッタシですね〜〜。
うれしい〜^^!
投稿: ペロォ | 2013.06.28 11:16