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2016.10.15

133話 夢を見ていました。

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あれ、
ここはどこだ。。
さっきまで、
ケージで寝ていたはずだけど・・・。
 
 
 
ペロッチ〜、
なに寝ぼけたこと言ってるんだ。
ほら前を向いて散歩に集中集中!
 
 
 
エっ、
父さん!?
 
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父さんが、
精神年齢まで若返ってる。。
 
 
 
ハッハッハ!ペロッチ、
おまえのご主人様はこっちだろ?
 
 
 
クルっ、、
やけにくたびれたオジサンだなぁ。
どちら様ですか?
 
 
 
・・・。
 
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冗談冗談〜!
そんなでもないよ父さん。
さてと、、冷静に判断すると、、
ここは夢の中だな。
暑くも寒くもないし、
視界がせまくて薄暗いし、
飛ぶように場面が変わるし。。
 
 
 
ほ〜、
よく気付いたなペロォ。
そう、ここはおまえの夢の中だ。
ほら、好きな事していいんだぞ。
 
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好きな事?
そうか夢の中だから
何でもアリなんだね!
じゃ〜ね〜、えっとね〜、
下高井戸の焼き鳥を食べたい^^!
 
 
 
ハッハッハ、
ハ〜ッハッハッハ。
そうくると思って、ほら、
ここは下高井戸にほど近い
赤松公園だ。
 
 
 
うっひょ〜〜><!
さすが父さん!
下高井戸は目と鼻の先じゃん!!
 
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おや、もう場面が変わってる。
話している間にも、
どんどん下高井戸に近づいてる。。
 
 
 
ハッハッハ。
夢ってのはいつだってそうさ。
どんなに素敵な場面も
いかんせん賞味期限が短い。
とてもじゃないが
細部までは記憶に残せない。
だからペロォ、
焼き鳥屋の場面に備えて、
今から鼻の通りを良くしておくんだ。
しっかりと、
その香りまでも記憶に刻みこめ。
 
 
 
うん、、、それがさぁ、
全然歩いてないから
あまりお腹空いてないんだ。。
・・・そうだ父さん、
そろそろタバコ吸いたいでしょ。
オイラが喫煙所を探してあげるよ。
少しでも歩いて、
お腹を空かせたいからさ。
 
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あれれ!・・・まいったなぁ、
話した矢先に喫煙所に着いちゃった。
きっと夢は、オイラたちの会話を
盗み聞きしてるんだ。。
・・・よーし、見てろお、、
 
 
 
それっ!
スタタタタタ・・・・・!!
 
 
 
ちょちょ、、待てったら〜!
タバコ吸わせてよ〜ん。。
 
 
 
スタタタタタ・・・・・!!
 
 
 
父さん!この歩道橋を渡るよ!
さっ、早くっ!!
 
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ペロォ〜、
どこに向かってるんだぁ?
 
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言えないよ。
夢に聞かれちゃうからね。
 
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ブォーーーン、プップー、
ブヴォヴォーーーン。
 
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へっへ。
しっかり歩いてこれたぞ。。
さてと、ここで思いっきり走って
お腹を空かすぞ〜!
 
 
 
なんだペロォ、
公園に行きたかったのか。
それならそうと、、、
、、、おや、おやおや。
 
 
 
どうしたの?
 
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この公園、、
犬立ち入り禁止だ。
 
 
 
ガ===ン!!
しょぼ===ん。。
 
 
 
残念だったなペロォ、
あっ!!お嬢さん!
飛出しちゃ危険だよ、
危ないっ!!
 
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父さん、そろそろ眼鏡買ったら?
これは看板だよ?飛出し注意の・・。
飛出し注意?
ぁあ〜!もしかしてお嬢さん、
甲州街道を飛び出すと
犬には厳格な杉並区だってことを
伝えにきてくれたの?
 
 
 
それだけじゃないぞペロォ。
さっきのような突飛な行動をすると、
焼き鳥を食らう前にあっさりと
夢から飛び出すぞ。
まあ大人しく、夢の流れに
身をまかせようじゃないか。
 
 
 
ううん、
そうするよ。。
あれれ・・・、
また場面が変わったぞ。。
・・・キミは・・誰?
 
 
 
「ペロォ!?
 あなた、ペロォなの??
 あぁ、夢にまで見た我が子と
 また会えるなんて。。」
 
Img_1608
 
え・・・まさかあなたは、
実の、、、。
 
 
 
「そうよ、。
 あの甘えん坊さんが、、
 こんなにたくましくなっちゃって、。
 ペロォ、、あなたを抱かせて、。」
 
 
 
うんっ!
抱いておくれよ〜っ!!
 
 
 
ギュっ。
 
 
 
「・・・あら、もう時間だわ。。
 ペロォ、最後に一度でいいから、
 わたしを呼んで、。」
 
 
 
うん、お安い御用さ、
「母さ〜〜〜〜ん^^!!」
 
 
 
「・・母さんじゃないわ、父さんよ。」
 
 
 
ゲゲっ、、父さん!?
 
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育ての父さんも変わり者だけど、、
実の父さんは、あっち系ときたか。。
夢ってのは奇想天外だね。
 
 
 
ああ、夢ってのは
ひっちゃかめっちゃかだ。
これ全部、自分の脳みそが作り出した
ストーリーそしてキャスティング
かと思うと、底知れぬ裏の自分に
ゾっとする時がある。。
 
 
 
たしかにゾっとしたよ。
でも何だろ、この幸せな雰囲気。
ゴックン。。
よだれが止まらない。
クンクン・・クンクン・・、
この香りは・・・
そして立ち昇るこの白い煙は・・・
 
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焼き鳥屋さんだ!
とうとう夢のメインディッシュに
場面チェンジだ!!
 
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オイラ、
なんこつと首肉とハツ!
匂い嗅いだらお腹空いてきちゃった。
あ、父さん!
犬用に味付けなしで〜とか
言っちゃダメだぜ。
おばちゃんやお店に失礼だかんね。
・・・エヘヘ。
 
 
 
はい、予想通り、
赤松公園に場面チェンジ完了。
 
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まずは、なんこつ。
 
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ク〜〜〜><!
強めの塩がたまらんね〜〜!!
うわっ、なんて噛み心地のよい骨!
おまけにこの肉!ジュ〜スィ〜!!
口の中で食感の異なる両者が
ガリガリ、、ジュワジュワ、、。
ガリジュワ、、ガリジュワ、、。
まるで焼き鳥界の、柿の種や〜〜!
、、あらら、
食い散らかしちゃった。。
 
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ガリジュワ、、ガリジュワ、、。
 
 
 
お次は、ハツだ!
ハツ持ってこい!!
 
 
 
へい!
よろこんでぇ〜!!
 
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ぬお〜〜!タレのギラギラが
眠っていたオイラの野性を
これでもかと引きずり出すぜ〜!
 
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むんぎゅ〜〜〜っ!
これヤバイ、これヤバイ、、
うま過ぎる〜〜〜!!!!
ムニャムニャ、、メチメチ、、
ムニャ、カチ、、カチカチ?
あれ、、おかしいな、、
口の中のハツがなくなったぞ。
 
 
 
それが夢だ。
いつもイイところで、、
 
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父さん、もうじゅうぶん、
もういいんだよ。
タレや塩の付いた焼き鳥を
味わえただけでもラッキーだよ。
 
 
 
大人になったな、ペロォ。
 
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父さん。
夢がさめる前に言っておくよ、
オイラの夢に付き合ってくれて
ありがとうね。
 
 
 
タハハ、照れるなぁ。
おまえこそ毎日付き合ってくれて、
ありがとな。
おかげでいろんな場所に飛んでって
いろんな場面で笑っているよ。
 
 
 
あはは。
まるで夢の中で暮らしてるみたいだね、
父さん・・・
 
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ああ、実はな、
おまえみたいな犬と暮らすのが
父さんの夢だったんだ。。
な〜んてね!
 
 
 
聞いてるかペロォ・・・。
・・・あれ、ペロ?
ペロォー!!
 
 
 
・・・。
 
 
 
前川清 「ひまわり」 
 
 
前川清 「ひまわり」 〜星守る犬〜
(これはヤバイ。。)
 
 
 
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犬ブログ広場 柴犬

柴犬ペロォ
2011.6.24生まれ♂。本名「夏の黒政号」。
娘さんデザインのダンボール造新築一戸建てから、

ケージ、ソファ、階段…、転々と寝場所を変えている。
趣味の洗濯物の上でオシッコすることはとっくに卒業。

現在の趣味は、、お友達と公園で遊ぶことさ!

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H. 柴犬ペロォ」カテゴリの記事

コメント

今回はメルヘンな大作なり。読んでよし想像してよし、ほっこりほくほく!ぺろさまの夢はほっこりするよ。おっさんの夢はうなされ系かエッチいのしかないからさ

ペロくん、心なしかいつもよりワイルドな感じ、、、

この焼き鳥屋さんはもしかして下高井戸駅前の飲み屋さんではないですか〜? ここおいしいですよね。じつは下高井戸にはもう一軒、テイクアウトのみのおいしい焼き鳥屋さんがあるんですよ〜。元下高井戸住民だった寅家にとっては赤松公園やお世話になったあみ動物病院もどれも懐かしい!

それが最近、夢見ないんだよね。
熟睡できてるのか、死んだように寝てるからか。。
それこそ思い出せないだけか。。

ちょっとワイルド。
最近、塩じゃなくてタレで焼き鳥食べたい気分。
前は塩オンリーだったけど、、あ、僕の話ね^^。

下高井戸いいよね。
でも食の誘惑がすごすぎて
犬散歩に集中できなかったよ。。

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