« リズが迷子です! | トップページ | 横浜のカサゴちゃん。 »

2017.11.14

ヌスットガリ。

真っ暗・・・。
ヘッドライトだけじゃ心もとないな。。
 
Img_7705
 
『釣りはフナに始まってフナに終わる。』
魚釣りの名格言ですね〜。
いろんな解釈があるけど、
オレはこんな感じ。
 
 
 
幼い頃に近くの川で釣りの面白さを知る。
おこずかいからお給料へ、
成長につれてまだ見ぬ魚へと夢をひろげる。
山へ海へ湖へ、
色んなフィールドで色んな魚と腕試し。
釣りはいっつも自分の趣味のど真ん中・・・。
しかし、そんな永遠も終盤を迎え、
すっかり足腰も弱り、周囲の心配もあり、
気づけば幼い頃に通った川でウキを眺める毎日。
結局、自慢できるような魚は釣れなかった。。
釣りキチ三平にはなれなかった。。
散らかった思い出に、心ここに在らずとも
優しい川魚はわかりやすくウキを沈めてくれる。
ひょい。
手に乗った懐かしい小魚を見ながら
なんだかんだ言って、
エンジョイフィッシングライフ!
おまえさんのお陰だよ、フナさん^^。
チャンチャン。
 
 
 
 
 
ニャ〜ゴ。。
 
Img_7713
 
うわっ、、ビックリさすなよ・・・。
 
Img_7706_2
 
・・・。
 
Img_7709
 
・・・。
 
Img_7716
 
釣り人のおこぼれ狙いだな。
よし、待ってろよ。
 
 
 
今回の釣行は、三浦半島の下端にある
盗人狩(ヌスットガリ)という地磯です。
早朝一時半に出発して三時に到着。
ソロ釣行です。
 
 
 
フぅ〜。
とりあえずクーラーボックスに座り、
タバコの火で寒さをごまかしていると
向こうからヘッドライトが一つ近づいてきた。
そして遠慮がちに隣りの釣り座に収まった。
若い、、二十代か。。
オレはさっそく、
犬の散歩で身につけた「挨拶」を武器に
馴れ馴れしく近寄った。
釣りという微かな共通点を頼りに
寂しさを解消する二人。いやひとり。
暗闇の中、やがて友達と来たような安心感のもと
竿を出すことができた。
 
Img_7723
 
向こうに見える磯の先端は、
ヌスットガリの一級ポイント。
オレよりもはるかに早くに来た熱い釣り人が
黙々と竿を振っています。
 
 
 
そんな、
意識の100%が向こうに飛んでいた時です。
 
 
 
・・・ググっ。。
 
 
 
「おっ!!」
 
 
 
・・・魚か!
それとも地球か!?
しなった竿先を見るとわずかに震えている。
魚だっ!!
 
 
 
必死に根に潜ろうとする魚。
淡水魚にはない力強さだ!
よいしょーー!
 
 
 
ジャーン!
 
Img_7721
 
やったぜ!!
オレのジグに27センチくらいの
カサゴがヒットしました。
カサゴにしては大きな方だと思います。
青年が飛んできて写真を撮ってくれました。
サンキュウ青年!!
 
 
 
さてと、
美味しくお刺身で食べるにはまず血抜きです。
ナイフでエラ元をザクッ。そして、
口からエラにストリンガーを通して海にチャポン。
血は外気に触れるとすぐに固まって出にくくなるので
海水に浸ける必要があります。
ふぅ^^。
ニコニコしながら青年の横で余裕の一服。
 
 
 
「やりましたね〜〜!」
 
 
 
「へへ、ありがと^^。」
 
 
 
そろそろ血は抜けたかな。
カサゴを吊る下げたヒモを手繰り寄せる。
 
 
 
「ん・・・、あれ!?」
 
 
 
軽い、軽すぎる、、しまった!!!
 
Img_7754
 
ストリンガーのロックミスで
カサゴは大海へと帰ってしまいました。。
てか、ロックするの忘れただけ。。
結果的に、わざわざ血を抜いて海にリリース、
釣り人として人間として最悪の失態です。
海の中では今ごろ、
極悪卑劣なドラキュラ釣り師として
魚界のワイドショーを賑わせていることでしょう。。
ゴメン><!カサゴちゃん。。
 
 
 
Img_7729
 
逃した獲物は大きいと言いますが、
もっと複雑な気持ちです。。
しかし、、
気を取り直して竿を振るしかありません。
 
 
 
Img_7745
 
ここヌスットガリ(盗人狩)は、
むかし、追いつめられた盗人が下を見下ろして
あまりに恐ろしい断崖と荒々しい海に
足がすくみ動けなくなり、
たやすく捕まったということから
盗人狩という呼び名がついたそうです。
 
 
 
おっかないですね。
でも現在は、比較的安全な釣りが楽しめる磯として有名です。
でもでも、磯は磯。
他の釣り人を心配させてしまうような軽装はいけません。
ライフジャケット、ブーツは必須です
 
 
 
 
 
ボキンっ!!
 
 
 
「え??」
 
 
 
青年が竿先を見ながら絶句しています。
 
 
 
「どしたの??」
 
 
 
「竿が折れました。。」
 
 
 
アラフィフオヤジも絶句。。
ただ、予備の竿も持ってきたようで
意外に立ち直りが早かった青年。
ふぅ、、
とりあえず釣りが続けられて良かった。
 
 
 
Img_7743
 
バキンっ!!!!
 
 
 
「えええ???」
 
 
 
青年がまた絶句しています。
 
 
 
「まさか・・・?」
 
 
 
「またやっちゃいました・・・。」
 
 
 
アラフィフオヤジ、すでに親心。。
しかし、疲れたからオレの竿使いなよ、
という決心がつく前に
青年は少し短くなってしまった竿で
どうにか釣りを続行していました。
 
 
 
Img_7749
 
・・・なんてたくましい青年なんだ。
金持ちのドラ息子ならうなづけるが
そんな風には見えない。
タックルボックスだって、リュックだって
きっと子供の時から大事に使い続けた年代物。
なのに、決して安くない竿を二本も折りながら
それでも釣りをあきらめない。。
その上、オレのより高価なルアーも数多く
根がかりで失くしているのに泣き言ひとつ言わない、、
とにかく釣りをあきらめない。
う〜ん、、
こんな男を探すんだぞ、娘よ。
 
 
 
Img_7760
 
ああ、もう昼だ。
結局早朝のカサゴちゃんのみか。。
 
 
 
 
 
「あっ!!あそこ見てください!!」
 
 
 
ん??
 
 
 
「あそこあそこっ!
 朝釣ったカサゴですよ!!!」
 
 
 
まじ!?
どこどこ、、
 
 
 
Img_7761
 
あっ!
 
Img_7761_1
 
間違いない、、
オレのカサゴちゃんだ。。
 
 
 
「ルアーで引っ掛けて取れますよ!」
 
 
 
ビュン!!
 
 
 
カサゴちゃんめがけて、
少し短くなった竿を全力で振り下ろし
ルアーを飛ばしてくれる青年。。
 
 
 
「ありがと!でももういいよ。」
 
 
 
「え?たぶん取れますよ!」
 
 
 
ビュン!!
 
 
 
いや、、もういいんだ、、
そんなに力強く竿を振らないでくれ。。
自分の魚ならともかく、
オレが血抜きリリースしてしまった魚だ、
こんなことでさらに竿が短くなっては、、
それに高価なルアーをまた失くしてしまっては、、
申し訳なさすぎるじゃないか。。
 
というか青年、、そもそも
 
 
 
Img_7764
 
ぜんぜん届いてないじゃないか・・・。
(カサゴちゃんは、中央のとがった岩の向こう側を通過)
 
 
 
Img_7735
 
ありがとう青年。
おかげで思い出に残る磯釣りデビューができたよ^^。
 
 
 
※現在、青年とはライン友達になり、
 釣果の報告や情報交換などしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

« リズが迷子です! | トップページ | 横浜のカサゴちゃん。 »

B. 釣り、ガサガサ」カテゴリの記事

コメント

待ってました!blogアップ!
いいなー釣り

週6勤務の
たまの休みの日曜は群馬に福島にと
両親の様子見に走ってます。

来年は少し釣り位は行きたいよ。
もっぱらYouTubeで釣り番組見てます。

楽しみにしてるからねblog

忙しそうで何よりです。
シロシ〜釣りいこうぜ〜〜。

来年は連れて行ってくださいな。
車は偉い人の乗り物です(笑)
海行きたいよ

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/546850/66042929

この記事へのトラックバック一覧です: ヌスットガリ。:

« リズが迷子です! | トップページ | 横浜のカサゴちゃん。 »