196話 ミルカ&ダイム。
ワシの家に、
ミルカとその息子ダイムがやってきた。
さてと、お二人さん。
部屋を一通りチェックし終わったところで、
このホームステイ中の
ワシとの関係性について説明する。
えっへん。
ダイム!
君はワシの息子、いいね。
「オッケイ!パパ^^。」
うむ。
そしてミルカちゃん、
キミはそのぉ、、ワシの妻だ。
「アナタ〜、先にねますね。。」
りょりょりょ、了解了解。。
、、以上、フリータイムとする。
でへ、でへへ、でへへ〜、
ア・ナ・タ、、だってぇ〜〜><!
いきなりもう〜心の準備がさぁ〜〜><
でへ、でへ、でへ、、
「、、パパ、眠いの?」
ん? ま、まあな、そんなところだ。
ワシらも寝るとしよう。
zzz…
Zzzzzzzz………
Zzzzzzzz………
・・・ガサ・・・ガサガサ
おっ、
台所で物音が、、、
みんな起きろっ!ワシについて来い・・、
トコトコトコトコ・・・・、
タッタッタッタ・・・・!!
タッタッタッタ・・・・!!
ちょちょ〜待て待て〜!
穏やかに行かんと、もらえるもんも
もらえんぞ〜〜〜><っ!!
うそ!? このタイミングでジャーキー?
どういう風の吹きまわしだ??
・・・あら、あらら、、
ダイムに膝の上でお昼寝されて、
ミルカ母さんにもピッタリされて、
なんか、うっとりしてるぞ父さん><!
いつにない幸せを実感してる感じだ。。
やれやれ、、
明日はワシが教育係をかってでるか。。
Zzzzzzzz………
翌朝〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
長〜介〜〜っ!!
「・・?」
「・・?」
ワシの鉄板ギャグが。。
あらためて、、気をつけ〜〜〜っ!!
いいかい。
父さんより先に外へ出てはいけない。
指示があるまで、ここでじっと我慢。
たとえ指示が出ても、
父さんの前に飛び出してはならんぞ。
飛び出したら何度でもやり直しだ。
「厳しいなぁ。。」
厳しくなんかないさ〜。
間違えても何度でもやり直せる。
だが、自然界はそうはいかんぞ。
巣穴から飛び出して外敵に襲われたり、
つるっと滑って谷底に真っ逆さま、、
なんてこともあるんだ。
「ふ〜ん。。」
トコトコトコ・・・・。
トコトコトコ・・・・。
トコトコトコ・・・・。
羽根木公園に到着。
いいかい、
この公園にはたまにノーリード族がいる。
もし、フレンドリーを武器に近づいてきても
誘いに乗らないように。
「なんでなんで〜?」
いいかい、
ワシらの仕事は、
いろんな人間たちに可愛がられることだ。
犬が好きな人にも、犬が嫌いな人にもだ。
今この公園で当たり前に遊べるのも、
過去のパイセンたちの素晴らしい仕事のお陰、、
ということを忘れてはならんぞ。
もし、過去のパイセンたちが
仕事そっちのけで自由に走り回ってたら、
他の区のようにとっくに犬立ち入り禁止じゃ。
ワシらが知り合うこともなかったかもしれん。。
ワシらのこの素晴らしい環境を、
そっくりそのまま、
後輩たちに残してやろうじゃないか!
「・・・この出会いの場を後輩たちに、」
「・・・届けましょ。」
トコトコトコ・・・・。
トコトコトコ・・・・。
トコトコトコ・・・・。
ホームの若林公園に帰還。
コムギちゃん、おはよう^^。
キミは大人しいフレブルだね。
でもね、
キミを見てると怖い思い出がよみがえって、
つい唸っちゃうんだ。
だからあまり見ないようにするよ。
キミはちっとも悪くないのに、ごめんね。。
なあダイム。
人間たちはいつも声を出してるな。
そのくせ、
ワシらが声を出すと怖い顔で止められる。
わからんのう。。
「わからんのう。。」
あはは^^、
でもな、ワシらがそう思うように、
人間たちもきっと、
ワシらの行動に、首をかしげちょる。
「うん、かしげちょる。」
いっそ、口にチャックして、
言葉を使えないようにしたら、
ワシらに気持ちを伝える方法も、
ワシらの伝えたいことも、
分かってくれる思うんじゃが。。
「実はパパがこんなにお喋りなこともね。」
たはは><!
ダイムに一本取られたぞい!!
帰宅〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
母さんや、
ダイムのやつ、立派に成長したな。
おつかれさま。
「あの子のあんな楽しそうな顔、久しぶりに見たわ。」
あぁ、ワシも父さんのあんな幸せそうな顔、
久しぶりに見たよ。。
夕方散歩〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
はい、右見て〜、左見て〜。。
すっかり玄関で待てるようになっとる。
もうワシがいなくても。。
トコトコトコ・・・・。
トコトコトコ・・・・。
トコトコトコ・・・・。
・・・。
「パパ、もう寝ちゃうの?」
・・・。
「ダイム、、」
「パパとしたいことあったら、
お願いしときなさい。。」
「・・・家族水入らずで寝たいな。」
・・・。
「・・・。」
「・・・。」
チリリリン、、チリリリン・・・
『・・・はい、、じゃ、向かいますね。』
『お二人さん、』
『お家に帰ろっか。』
『楽しかったね^^。』
トコトコトコ・・・・。
トコトコトコ・・・・。
トコトコトコ・・・・。
ホームステイ終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
トコトコトコ・・・・。
『ペロォ、、寂しくなるな。。』
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柴犬ペロォ
2011.6.24生まれ♂。本名「夏の黒政号」。
娘さんデザインのダンボール造新築一戸建てから、
ケージ、ソファ、階段…、転々と寝場所を変えている。
趣味の洗濯物の上でオシッコすることはとっくに卒業
これまで学んできた事が、少しでも多くの問題行動の改善や予防、
信頼関係の向上につながれば嬉しいです。
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JDBA日本ドッグビヘイビアリスト協会認定
ドッグトレーナー 中村 修 JDBA-DT
osa88@nifty.com
Perro & Friends
東京都世田谷区世田谷
第1種動物取扱業登録
訓練・保管 世田谷区 第006131号
登録年月日/平成30年12月5日
有効期限/平成35年12月4日
動物取扱責任者/中村 修
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