204話 夢がみつからない君へ。
ついにこの日が・・・
イチロー引退。
・・・平成の終わりと共に。
「ペロくん、
今ごろワイドショーは
イチロー君、一色だろうね。」
・・・だね。
「あれ、ペロくんどしたの?
元気ないね。」
・・・うん、、
イチロー君は偉いなと思ってさ。
夢を叶えたり、
数々の偉業まで達成してる。
それにひきかえ、、
オイラはまだ、夢が何かすら
見つけられない・・。
同じ雄として恥ずかしいよ。。
「いいかいペロくん、、
夢ってのはさ、
見つけるものじゃないんだょ。」
・・・じゃあ何なのさ。。
「ペロくん、
イチロー君は、
一流のプロ野球選手になるという夢を
ボールやバットを握る前から
決めていたと思うかい?」
・・・。
「きっと、
夢なんて考えるず〜っと前から
ボールやバットを握る楽しさに
一生懸命だったと思うんだ。」
・・・。
「見つけるのは夢じゃなくって、
身のまわりの、
最初は小っさな楽しみなんだよ。
小っさな楽しみは、
何事にも一生懸命でないと
なかなか見つけられないんだ。」
・・・。
「イチロー君は
何事にも一生懸命だ。
引退会見の時の目を見たでしょ?
きっと、野球選手でなくても、
この時代で一流になっていたよ。」
・・・。
「わかるかい、
夢は日々の生活の一生懸命の中に
いつだって転がってるんだよ。
ペロくん、
夢はキミの一生懸命を
いつだって待っているんだよ!!」
ピーターくん、、
せっかくの力説だけど、、
何言ってんだかわからないょ。。
そんなことより、、
お腹すいたょ。。
「・・・。」
ねえねえ!
あの人たち、
オヤツ持ってるかなあ^^?
一か八か、目の前で
オスワリしてみよっか!
いかにも小動物を気取って
弱々しい目線でさ!!
「一生懸命だね・・・。」
知ってるかい、
人間は二つに分けられるんだ。
オヤツを持っている人間と、
持ってない人間とに。
ピーターくんはどっちと思う?
くぅ〜><!
こうして考えてる時間が
いちばん楽しいんだ。
「小っさな楽しみだね・・・。」
それにさ、
いろんな人からオヤツもらって
少しでも父さんのお財布を
助けたいんだ。
そして、浮いたお金で
家族旅行に行くんだ!!
「わかってるじゃないか。。
むしろ、誇らしく夢と掲げるより
純粋・・・。」
↑↑↑ 犬のしつけに関するご相談は『Perro & Friends』
↑↑↑ 世田谷区のペットフード・用品は『デリバリーショップ アシスト』
2011.6.24生まれ♂。本名「夏の黒政号」。
娘さんデザインのダンボール造新築一戸建てから、
ケージ、ソファ、階段…、転々と寝場所を変えている。
趣味の洗濯物の上でオシッコすることはとっくに卒業