210話 父さんの唇。

なんか楽しいこと

ないっすかね〜パイセン。。

「・・それがあるんだな。」

エっ！

勿体ぶらないで

教えてくっさいよ〜！

「・・ナゴよ、」

「練乳って知ってるか。」

練乳？

初耳っすね〜。。

それがどしたんすか？

「昨日の晩のことだ、

　真っ暗な台所で父さん、

　練乳とやらをちゅ〜ちゅ〜

　吸ってたんだ。」

ちゅ〜ちゅ〜！？

練乳って吸うもんなんすか？

「わからん。だがな、

　寝入った父さんの唇が、

　甘いのなんのって。。」

唇が甘い！？

パイセン！！

何度も父さんの唇を

味わったんすか！！

「おいナゴ、、

　その言い回しは危なっかしいぞ。

　父さんの唇を何度も

　味わったんじゃなくって、

　唇に付いた練乳を

　何度も味わったんだ。」

あ〜！！

それともパイセンの父さん、

わざと甘い練乳を唇に付けて、、

「キ、キモっ！！

　なわけないだろぉ、、

　やめてくれ。。」

あ〜！！

まさかパイセンも、

練乳を口の周りに付けて

父さんを誘おうと、、

「オ、オエ〜〜〜＞＜！！」

照れることないっすよ〜。

まずは練乳ゲットっすね！

パイセン＾＾。

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柴犬ペロォ

2011.6.24生まれ♂。本名「夏の黒政号」。
娘さんデザインのダンボール造新築一戸建てから、
ケージ、ソファ、階段…、転々と寝場所を変えている。
趣味の洗濯物の上でオシッコすることはとっくに卒業