2011.03.22

魚籠作りに挑戦 ⑩ いきなり完成。

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完成しました。無くさないように派手なバンドに。

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エサ箱を外すとこんな感じ。

随分と間が空いてしまった。もちろん完成している。そして2011解禁。さっそく、伊豆の渓流で初仕事を終えた使用感は、、、最高だ^^!!ヤマメを6匹、うち3匹のキープを竹魚籠に投入。空の竹魚籠は少々体への密着がなく、かさばる存在だったが、魚が入るごとに重みが増し、ぐっと体に密着してくる。それに伴い、意識が新調した竹魚籠から、自然と本来の釣りに集中していく。エサはミミズ。お手製のエサ箱については、フタの蝶番の部分にミミズ保湿剤が詰まり、開閉に妨げになったくらいだ。使用後は、さっと水で流し、駐車場の奥に陰干し。ダメージもなく、匂い等も残ってない。なので乾いたらお部屋のオブジェに。

とりあえず予想以上の出来に大満足している。

以下はエサ箱製作ができる様子。

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組み立てた様子。マグネットを埋め込み、開閉を心地よくした。

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ミミズ中心だが、イクラや川虫用にアタッチメント?を設けた。取り外し可能だ。

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左に落ちている木片は、魚を投入するためのバネ返し付き開閉フタ。

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竹魚籠に乗せた状態。左の穴にバネ返し付き開閉フタがつく。

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バネ返し付き開閉フタのスプリングは、ピアノ線から製作。

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ピアノ線は非常に固く100円ショップの工具では無理があった。うまくできたのだが、結局、輪ゴムを補強に使用した。

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永い付き合いになりそうだ。

完。

2010.12.07

魚籠作りに挑戦 ⑨ エサ箱の製作!

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魚を入れる籠なので、やはりフタが必要になる。ただフタってのも味気ないのでミミズなどを入れるエサ箱を兼ねたフタに挑戦してみることにした。竹の籠のデザインはネットで見つけた諸先輩がたの画像を参考させていただいたが、エサ箱は、より自分の使い勝手にあったものをこしらえてみよう。エサはもっぱらミミズを使用。時期や場所によって川虫、イクラも使用するので、大小の2つのエサ箱を設けたい。一日釣行がほとんどなので、できる限り大きくしたい。そして魚を投入する可動式のフタ。ということで設計してみた。比較的、水に強いヒノキをホームセンターで購入。いい香りがする。使う工具はノコギリ、ヤスリ、ドリル。さすがに部屋ではできないので、屋外で作業。竹細工も初めてだったが、木細工もほとんど初めて。これまたいろいろ発見があった。

●寸法通りにまっすぐノコギリで切るのは素人には厳しい。
 少し大きめに切って、後からヤスリで削り調整していく。

●ノコギリで切り終わる最後は、力弱めにしないと
 端っこが欠けてしまう。
 ヤスリ掛けでも端っこは要注意。
 
●ヤスリ掛けは木目によって削れ方が違うので
 少しづつ削って、度々の確認が大切。

他にもいろいろ勉強になった。いままでナめた人生を送ってきたもんだ。もっと手を指を使って、コマンドZのない世界を勉強したい。

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夢中で木を切って削った。心地よい疲労感。すっかり夜だ。暗いから作業はおしまい。これが自分の仕事だったら、この後、気持ちよく酒でも飲めるだろう。

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2010.12.03

魚籠作りに挑戦 ⑧ フチを付けてカタチが見えた!

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いよいよフチを付けて籠の完成だ!外側と内側の2枚の太い竹ヒゴで挟んで絞り込んで固定する。まずはこの2枚の太い竹ヒゴを削り出す作業だ。太いだけに削り出すのに時間がかかる。湯船に浸けて柔らかくしての作業だ。しっかりと安心感のあるフチにしたいので、かなり厚めに竹肉を残す。やっとのこと削り出した竹ヒゴ。さてカーブに沿って曲げていくか。ヤカンの蒸気を使っての曲げ。まずは内側の竹フチを革側に曲げる。十分に蒸気がしみたところでじわじわ力を入れていく。曲がらん。。竹肉側に曲げるのとは話が違うくらいカタイ。竹肉を少し薄くして再度。曲がった!曲がったが、メキメキと竹肉がささくれ立つ音とともに蒸気のあたった箇所付近だけが、極端に曲がる。多少のささくれは、後でナイフでこそげばいいと思ったが、描いたカーブが急激過ぎる。これはもっと考えないと。。なにかにあてがいながら曲げていけば、曲がりが一カ所に集中しないだろうと考え、適当なものを探す。。

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ジャストフィットなものがコンビニにあった。「さば水煮」缶だ。さすがにコンビニに、定規持参ではまずいだろうと、指に最適な直径幅の印を書いて、さりげなく円柱状のものを手に取っては、指定規にあてがい、探し当てた一品だ。ドンピシャな直径だった。しかも美味そうだ。蒸気で熱くなった竹の熱で、さらに美味くなるだろう。よっしゃ、再チャレンジ!時間をかけて熱々の竹を急いで缶詰にあてがう。メキメキの音が出る前に力を弱め冷水につける。それを何回も繰り返す。上手い具合にカーブを描いた。そしてちっとも暖まらなかった水煮を食す。懐かしい。残ったサバ汁を飲み干す時の唇の感触と鉄の香り。お父さんになる前はおやつだった。。さあ、外側の竹も曲げよう。これは慣れたもんでラクラクだ。曲げが戻らなように輪ゴムで固定(冒頭の写真)。

さて取付けだ。挟んで締め上げるので、丈夫な針金、の中でも真鍮製にした。まず内側の竹をギュっと絞って籠の中に入れてみた。いい感じだ。軽く紐で固定し、外側の竹も合わせてテープや紐で軽く固定。位置を調整して、真鍮針金を籠の隙間に通しながら巻き込んでペンチで締め上げる。いい感じだ。簡単そうに書いたが、力も入るし、両手はふさがるしで大変だった。

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あと、見栄えを良くするために、2枚の竹の間に、細い竹ヒゴをこしらえて隙間を埋めてみた。まあまあだ。

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とりあえず一体化したが、完全に一体化させるために、フチと力骨の重なったところに穴を開けて、釘か真鍮針金で固定したいところだ。

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次回は籠の上にのせるエサ箱に挑戦だ!

2010.11.24

魚籠作りに挑戦 ⑦ 勇気の切断!

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次はフチの製作だ。そのためには上に張り出した余分な竹ヒゴ、ぐるっと回して編んできた横骨のおつりを切断しなくてはならない。これにはかなりの勇気がいた。一本一本こしらえてきた竹ヒゴたち。まさに血も出して育ててきた一本一本。使う部分、多分余って削除するだろうとわかっていた部分。同じように想いが詰まっている。だってこんなに余ってるんですよ。。↓とほほ。

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いざ切断。切断する前に、横骨が上にズレないように紐で固定。また、膨らまないように周囲をギュっと縛り直した。よし、ほんとに切断だ!あ、どう切断しよう?糸鋸でコキコキするか。よし。コキコキ。。革側からコキコキ、半分くらいまで刃が入ったら、ポキッと手で折っていった。狭いところはカッターを地道に入れていった。最初からポキポキ手で折ると、竹革がポキっといかず、ツーっと残すヒゴに亀裂が走ったりするので、意外とここは繊細に。厄介だったのが、籠の内側の余った横骨の切断。糸鋸もカッターも狭くて入らないので、ハサミでカット、、切断はできたが、ハサミの圧力で次々と繊維に沿って亀裂。。いいアイデアも浮かばず、ここは課題が残った。まあ内側なので気にしなければそれでいい。

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散髪修了!角刈りになりました。
さて、フチの竹ヒゴの削り出し作業に入る↓。いよいよ完成に近付いた。いやあ、しかし時間もかかるし、失敗続きだし、想像以上に大変です。。

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魚籠作りに挑戦 ⑥ 力骨をキュキュっと!

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横骨をすべて編み込むと想像以上にガッチリな感じになった。ケチらずにもっと竹ヒゴを薄くしても全然良かったと思う。いやもっと薄くした方が、編み込み後の、バランスをとったり微妙にカタチを整えたりがラクだったろう。でもこれはこれで、このガッチリ感がステキだ。さあ、次は「力骨」という太い厚い竹ヒゴを、隙間ない竹ヒゴの間にギュギュッッと差込んでいく。これでさらに強固なカゴになるというわけだ。いかんせん経験がないので、悪い予想ばかりが浮かぶ。ほんとに力骨が入る余裕はあるのか?力骨がなかなか入らずメキメキ、、ポキ!と今まで苦労して製作した竹ヒゴたちが悲鳴をあげるのでは。。そうなると最初からやり直しだ。やだやだ。慎重に取りかかろう。まずは力骨を削り出す↑。全部で7本。幅があるだけに削り出すのに時間がかかった。先のほうに向かって徐々に細く、さらに差込みやすいように先っちょを薄く尖らす。そして曲げ。色々曲げる方法はあるみたいだが、今回はヤカンの蒸気でゆっくり曲げることにした。写真はないが、ヤカンの注ぎ口から吹き出る蒸気を、曲げたい箇所にしばらくあてながらゆっくり曲げていく。これは思ったよりキレイに気持ちよく曲がった。少し難しいのは、たとえば8センチ間隔で曲げようと印を付けたところ曲げると、9センチくらいの間隔になってしまうところだ。直角には曲げられないので、どうしても太ってしまう。そのため少し曲げたい手前から曲げていく。最後は勘に頼ることになる。ただ、ミスってもやり直しがきく。蒸気をあてるとまた真っすぐになるのでやり直せる。うまく曲げれたら、すぐ水に沈めて安定させる。

さて差込んでみるか!その前に、コワイので、カゴをしばらく水に浸けて柔らかくしてみた。あと力骨の革側の角をヤスリで大きく面取りをした。横骨に接触する部分なので。

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うむむ?思ったよりスンナリ差込めそうだ。力は入るが、滑らかに入っていく。

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入った!やったぜ!かなりの満足感に満たされる。この調子であと6本差込むぞ!同じように逆の力骨を差込む。次はサイドの長い力骨2本。

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そして正面センターの3本。さすがに最後の方はかなり力が必要だった。7本すべて差込み終わって、一服。最高の気分だ。ものすごく頑丈になったカゴを膝に置きながら撫でまわす至福。たまらない^^。

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2010.11.21

魚籠作りに挑戦 ⑤ いよいよ編み込み

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前回組んだイカダは無事ひび割れず落ち着いたようだ。よかった。これまでの反省点を踏まえて突き進もう。今回はいざ編み込み。魚籠の底となるイカダからほぼ直角に上方に竹ヒゴを編み込んでいき正面、後面、側面を構成させる。上方にいくカーブや角が難しいらしい。たしかに難しそうだ。まずは3〜5ミリ程度の細い竹ヒゴを5段くらい編んでいく。あらかじめ湯船に竹ヒゴを浸して柔らかくしておく。かなりフニャフニャになる。これで作業しやすくなる。イカダからクモの足のように出ている竹ヒゴを立てながら、上方に向けて編み込む。意外に調子がイイ。このまま無難に予定サイズまで到達してしまいそうだ。

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次に少し太めの7ミリくらいの竹ヒゴを編む。まだ厚いのか反発力が強い。少し薄くして調整する。次に10ミリの竹ヒゴを最上段まで編み込む。いざ編んでいくと一本一本の竹ヒゴの厚みが微妙に違うことに気付く。その都度調整しながら編み込む。予定の本数を編み込み、上にずり上がらないように輪ゴムやテープで固定する。最下段から微妙に空いている隙間をちょこちょこずらして埋めていく。均一な幅の竹ヒゴを用意できればもっと隙間無くキレイな仕上がりになっただろう。十分だ。最後に、負担が多少偏っている所を見つけ、負担を拡散すべく竹ヒゴを調整していく。でけた。

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ただ、忘れていた事が一つあった。下段から上段にかけて少しづつすぼまったカタチにしたかったのだが、そのまま成り行きで編んでしまった。測ってみると、寸胴どころか上段に向けて少し膨らんでいることがわかった。まずい。写真↑では正面なのでよくわからないが、上から見ると、竹ヒゴの反発力でまん丸に膨らんでいる。これを底のイカダほどに手で押さえると写真よりずっと横に広がり実に不格好だ。しょうがなく、色々な方法ですぼめていく作業を要することになった。終えてみると、やり直しした方がよっぽど早い時間で修正できていた。。遠回りも勉強というが面倒臭かったのが理由なので複雑だ。最後にあまりに膨らんだ奥行きを抑えるために、重しをのっけて慣らせてみる。

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翌朝、重しをのけると、キレイに元通りまん丸に還った。。

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2010.11.12

魚籠作りに挑戦 ④ 竹ひご作り イカダ作り

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ある程度薄くへいだ竹を、今度は小刀で均一にもっともっと肉薄にしていく作業へ突入。
肉薄にした竹ひごで、まずは魚籠の底になるイカダ部分を編むのだが、これが思ったより苦労した。。これ以上薄くしたらヘナヘナな竹ひごになるのでは?というとこまで薄くしたはずの竹ひごで編んでみたが、なかなか予定サイズに収まらない。。もっと薄くなのか?竹ひごをさらに均一に薄くしていく。これを3回くらい繰り返し、やっとのこと予定サイズに収めた。フウ〜ちょっと感動。翌日、イカダを手に取り前夜の成果をあらためて拝見。むむっ!ひび割れてる〜〜!!カーブを描いた竹ひごの頂点がささくれだって、今にもベキッ!と折れ曲がる寸前。。ショック。。やり直し。新たにまた竹ひごを地道に均一に薄くしていく。

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↑これは完成品

なにが辛いって、この均一に薄くしていく作業に時間もパワーもえらい消費することだ。
もちろんそれ専用の道具も売ってる。カンナのような刃の間に竹ひごを通して引っ張れば、均一に美しい竹ひごが出来上がる道具。欲しいが高そう。どこに売ってるかもわからない。それに、ナタと小刀など極シンプルな道具だけで仕上げたい!というとカッコイイが、あまりお金をかけないが肝。がんばろう。おかげで毎日、両手が痛い。スリ傷、切り傷、筋肉痛。でもこれがまた充実感。

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そうだ、前回作った、竹ひごの面取り用に開発?した「面取りくん」が大活躍だ↑。竹ひごの仕上げに角角を滑らかにする。これで一気に竹ひごに愛着が湧く。

話がメチャクチャだが、イカダ製作後のヒビ割れが続く。。4回くらい繰り返すと、さすがに理由がわかるものだ。乾燥だ。狭い部屋で深夜にガンガン暖房を入れてるので、それが原因で竹ひごが折れやすくなっていたのだ。なのでイカダさんは外の駐車場に置いてある。時々見に行くが元気そのものだ。それと竹ひご薄くしていく際に、少し水に浸しておくと、柔らかくなり余計な力を使わずに小刀でカンナのように削げる。

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次回は、本格的に竹ひごで編んでいく作業。。になればいいが、いまだ、イカダさんのひび割れがコワイ。。

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2010.10.31

魚籠作りに挑戦 ③ 竹へぎ 軍手から革手へ

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やっと、竹をほぼすべてへげた。あと3.4本。いろいろ苦労した竹へぎであったが、後半は何かコツのような手応えがあった。いままではナタで終始へいだのだが、途中ナタを置き、手で剥いでみた。するとペリペリと気持ちよく、それもキレイな反りの屑がとれた。これに味をしめ、1回目のへぎはナタで、2.3回目のへぎはナタで切れ込みを5センチほど入れた後、手で剥いでいった。自分でもほれぼれするふぉどの手際で次々にこなせた。ガハハ!しかし調子にのったオレにナタは刃を向いた。固い節を力を入れて裂こうとしたその時、ガツッ!お?。。。一瞬、刃が手に当たったかな?くらいの軽い気持ちで、軍手を着た左手を見てみた。切れた軍手の穴からパックリが見えた。うわちゃぁ。。そっと軍手を脱いで、パックリの人差し指を舐めた。舐めながら反省。ちり紙で床に落ちたB型を拭き取った。大袈裟でなく、しばらく気分的に貧血状態。セミの鳴き声のような耳鳴りがしていた。軍手じゃだめだな。。革の手袋にしよう。その日の作業はやむなく修了。当分お休みしようと決めた。しかし翌日、痛いのをなんとか我慢して、狭い革手袋の中に手をそっと入れてみた。お〜イテ。。作業開始!自分なりに十分反省しての再開だ。やっぱり楽しい。痛みも忘れるくらい楽しいぞ。ガハハ。

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竹へぎが終わったら、今度は竹ひご仕上げの厚み調整、面取り作業だ。当然だが、職人さんたちは、竹の幅や厚みを微調整できる道具でこしらえていくが、素人の家にはそんなものはない。。なので地道に、刃を立てて、すいていくしかない。そこで、へいで薄くなった竹を固定する道具を作ってみた。使わない竹の節の部分を利用。この溝に薄くへいだ竹を置き、上から刃を立てて竹を引っ張ってすいていく。使い物になるかわからないが、楽しい。勢い余って筆を入れ入魂もしてみた。

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次回は、この竹すき機を使っての、厚みや面取り作業をブログに残そう。

2010.10.29

魚籠作りに挑戦 ② 竹へぎ

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今までとくに竹に興味はなかった。でも今はとくに竹に愛着が湧いてしまった。竹で何を作れるだろう。そんなことを考えながら、マウスを動かしている。弁当箱、箸、竹馬、、当たり前過ぎる。帽子、洋服、クツ、、先端過ぎる。まだ竹を半分に割っただけで職人気取りだ。先に進もう。

竹を半分に割って割って割って、手頃な幅になった。次の工程は「竹をへぐ」だ。竹の厚みを調整するために竹の革と並行にナタを入れて革側を残し薄くしていく作業だ。これを「へぐ」というらしい。

さて、「へいでいくか」。
革側3:内側2の位置にナタをあてがう。これは、革の方が内側の竹肉より繊維の密度(強度)が有るかららしい。3:2で丁度まっすぐ「へげる」バランスなのだろう。

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やってみる。失敗してもまだまだ竹は用意してある。大丈夫大丈夫。えいっ!!失敗した。切れ目がジョジョに革側に向いていって、そのまま革側に貫いてしまった。こ、こんなに難しいのか。。いざ失敗してみると、竹の損害をはるかに上回る「この先の不安」で頭いっぱいになる。でもまだ1本目。なんとか自分を落ち着かせる。2本目。慎重に刃先を進める。お!うまく進んでるぞ。と思いきや、刃が節目手前のところで止まった。

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カタイ!なんてカタイんだ。あっ。。竹肉の方が折れた。まあいい。必要なのは革側。革側が折れなければ問題ない。逆の方から同じように3:2の位置から「へいで」いこう。ペキペキと音を立てながらうまいこと進んでいく。んっ、、やはり節目手前で止まる。カタイ。ペキっ!とほほ、同じミスをしてしまった。。

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節目がカタイのは知っていたが、無理にグリグリしたのが良くなかった。今度は節目のカタイとこまでいったら、ゴムとんかちでナタをトントンとたたいて切り開いていこう。うむ。うまくいった。しかし節目は繊維が微妙にカーブしているせいか、その後、割れ進む軌道がズレる。最悪、革側にそれていかなければ問題はない。最後の調整でつくろえばいい、はず。。

深夜。無性に「へぐ」つづきをしたくなり部屋に少し竹を持ち込む。とりあえず節目の特性を理解しなければ前途多難。最終的に50本くらいの竹ヒゴが必要。失敗の割合を少なくしなければ、竹が足らなくなる。多少の失敗作にも目をつむろう。

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少しのつもりが、ゴミ箱はこんな様子↑。

なんとか素人仕事で納得いくものもでてきた。今日のところはこの辺にしておこう。天気のいい日に青空の元、成功失敗を繰り返したい。いやいやそんな場合でない。残りの竹の計算しながら、眠くなるまでヤマメを描く。

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2010.10.15

魚籠作りに挑戦 ① 竹購入〜竹割り

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渓流釣りが禁漁となった。。何だか生活に張りが無くなったような気がする。
ポカンと渓流関係のサイトを眺めていると、竹細工の魚籠(びく)作りのサイトに出くわした。
始めは「器用な人も居るものだなぁ。。」なんて眼で流していた。
しかし製作工程をのんびり追っていくうちに、
一瞬、オレでも作れるのでは、、という野望がよぎった。
タバコに火を付け身を乗り出す。

今年の渓流釣りに使用した魚籠は、100円ショップで買ってきたポリエステルの巾着袋。
数カ所に穴を開けて通気性を持たせた、実にミットモナイ間に合わせだった。
竹の魚籠は買うと何万もするし、なんといっても伝統工芸品だ。
まだまだ初心者の自分には恐れ多いアイテムだ。
その竹魚籠作りにチャレンジできる?

まさに野望級の趣味だ。
このオフシーズン全てを費やすのに、有り余る贅沢。

それから何度もこのサイトを読み返し、頭の中ではすでに5個以上の魚籠が完成していた。
竹魚籠には真竹がいいらしい。
近くの竹薮は孟宗竹。しかたなく購入を考える。
ネットで見つけた青山の竹材店に行ってみる。
店主にこの野望をこっそり打ち明けると、
申し訳ないくらいの立派な真竹をチョイスしてくれた。
素人が手を掛けるにはもったいない、真っすぐで太い真竹だ。

工具(竹割りナタ、ゴムのとんかち、小刀)はすでにホームセンターで購入済み。
持ち帰った真竹を適当な長さに切り分ける。
なんとも素敵な切り心地。
さて、竹ヒゴ作りにとりかかろう。と、その前にすることがある。
「油抜き」という工程だ。

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↑油がしみ出て、色が変わっていく様子。

竹の中の油を好む虫を寄せ付けなくするためだ。
台所のコンロで炙って、出てきた油をすばやく拭き取る作業。
思いのほか作業は手際よくやれたと思う。
ただ、竹がかなり熱くなるので
次回はそれなりの手袋があると作業はよりスムーズになるだろう。
この工程で、実に緑緑していた色が、牛乳をかけたような薄い色に変わる。
全てが初めてのことだから、一工程毎に湧く達成感が進行を妨げる。

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↑粗熱をとる間、ピシピシと竹から心地イイ音が聞こえる。

約二週間、駐車場の影で乾燥。
乾燥とは聞こえがイイが、ただ、仕事で進行が止まってただけ。
さて、いよいよ次は竹を割ってみよう。
ん?筒の中を見ると青カビが発生している。。やばい。。
風通しが悪かったためだろう。急いで竹割りの準備にかかる。
なにせ初めての竹割り。
慎重になるところを青カビ発生で少々慌て気味にナタを竹にあてる。
丁度半分の位置にナタの刃をあて、上からゴムとんかちで軽くたたく。
イメージでは、2.3回たたけば、ピシピシーッと簡単にまっすぐ割れてくれるはずだった。
ところが、結構地道にトントンというか、ガンガンたたいてやっと真っ二つに割れる感じ。
きっと乾燥が足りなかったのだろう。乾燥工程を甘くみていたか。。

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↑ここまでですでに何十回もたたいている。

しかししかし、さすがに竹。
想像以上に割れ終わる時の音が大きく気持ちが良かった。
そして、割った竹の中のカビを、乾いたタオルでキレイに拭き取った。
少し乾燥させるべく、愛車の屋根にひろげた。
今日のところはココまで。
今後は毎日、竹をチェックしよう。

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